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名称

公共投資顧問オフィス

建築主

公共投資顧問

主要用途

オフィス

所在地

東京都中央区

完成年

2013

写真

平井広行

公共投資顧問オフィス

東京の資産運用会社のオフィス内装計画。銀座にある既存オフィスビルの最上階全平面の計画である。

エントランスを廊下の形状にとり、そこから大中小3つの会議室へアクセスする。執務スペース内は社員のデスクをコンパクトに窓際に配置し、余剰空間を廊下形状とした。このスペースがちょうどエントランスと一直線上になるため、「コミュニケーションコリドー」と命名し、この計画を象徴するものとした。エントランスでは顧客と社員がコミュニケーションをとり、執務スペース側では社員が打合せや立ち話、休憩等、気軽なコミュニケーションをとれる。

このビルは昭和通り沿いに立地しており、昭和通り向きは景観が開けている。会議室は昭和通りに面しているため、間仕切りをすべてガラス製とし、執務スペースからでも昭和通りへの景観を確保した。間仕切り沿いにカーテンを設置し、会議中はプライバシーを保つ。

エントランスの壁にはイタリア産トラバーチン、造作材はチェリーを採用し、来訪する顧客に安心を与える設計とした。床仕上はビニル織物タイル貼りとし、コミュニケーションコリドー上とそれ以外で色分けした。主な材料は他はビニルクロス壁のみで、シンプルな空間とした。

会議スペースと執務スペースはセキュリティ上完全に分断される。それをコミュニケーションコリドーによって意識的に接続できた計画と考えている。

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